動いている庭
¥5,280
「bookmark vol.1」展示書籍
「できるだけ合わせてなるべく逆らわない。庭師ジル・クレマンの哲学には、人間の文化的・美的な原理を環境に定着させるのではなく、自然環境のダイナミックな変動と人間との関係性の中に新たな環境思想を示す一冊です。」
– 矢橋徹(建築家)
植物は転々と移動し、ただの草花の広がりのなかにかたちを結んでは、ほどけ、混ざりあっていく。現在のフランスを代表する庭師であり修景家であるジル・クレマンの庭園論。
【目次】
序
I 秩序
II エントロピーとノスタルジー
III 奪還
IV 荒れ地
V 極相
VI 動いている庭
VII 実験
VIII ずれ
IX 放浪
X アンドレ・シトロエン公園の七つの庭
アンドレ・シトロエン公園の七つの庭の植物
動いている庭にまいた種子のリスト
連なりの庭の植物リスト
XI 新たな動いている庭
1 ローザンヌのフィセル
2 レイヨルの園
3 リヨン市
4 シャンブレ
5 ブルジュのレゼネ採石場
XII 動いている庭と共通点をもつ庭
1 ロシュ=ジャギュ
2 トレデュデ
3 モンジャック
4 その他
XIII 野原
野原にまいた種子のリストおよび経年変化
XIV サン=テルブランのジュル・リフェル農業高等学校
結論——動いている庭についての
XV 動いている庭から惑星という庭へ
1 評価
2 整備
3 教育
4 リサーチ
続きを待ちながら
補遺
1 アラン・ロジェ「動いている庭から惑星という庭へ」
2 惑星という庭・自然・農業
訳者あとがき
文献
植物リスト
ジル クレマン(著/文) 山内朋樹(翻訳)
発行:みすず書房
A5変型判 336ページ
発行年月 2015/2/26