動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか
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「bookmark vol.1」展示書籍
『動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか』
「この本で説かれていることは、生物を機械的な部品としてではなく動的な仕組みとして捉える生命観(動的平衡)です。この生命観は営みや振る舞いなど動的な視点で建築や都市を捉えることを意識させてくれます。」
– 矢橋徹(建築家)
【紹介】
生命とは、絶え間ない流れの中にある動的なものである。読んだら世界がちがってみえる。哲学する分子生物学者が問う「命の不思議」。今まで体験したことのないサイエンス・ストーリー。
[目次]
プロローグ 生命現象とは何か
第1章 脳にかけられた「バイアス」-人はなぜ「錯誤」するか
第2章 汝とは「汝の食べた物」である-「消化」とは情報の解体
第3章 ダイエットの科学-分子生物学が示す「太らない食べ方」
第4章 その食品を食べますか?-部分しか見ない者たちの危険
第5章 生命は時計仕掛けか?-ES細胞の不思議
第6章 ヒトと病原体の戦い-イタチごっこは終わらない
第7章 ミトコンドリア・ミステリー-母系だけで継承されるエネルギー産出の源
第8章 生命は分子の「淀み」-シェーンハイマーは何を示唆したか
[著者プロフィール]
福岡 伸一 (フクオカシンイチ) (著)
生物学者。 1959年東京生まれ。京都大学卒。米国ハーバード大学医学部博士研究員、京都大学助教授などを経て青山学院大学教授・米国ロックフェラー大学客員教授。 サントリー学芸賞を受賞し、80万部を超えるベストセラーとなった『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)、『動的平衡』(木楽舎)など、“生命とは何か”を動的平衡論から問い直した著作を数多く発表。
発行:木楽舎
四六判 256ページ
発行年月 2009/02/17