YOKAI NO SHIMA 日本の祝祭 – 万物に宿る神々の仮装
¥4,180
「bookmark vol.1」展示書籍
『YOKAI NO SHIMA 日本の祝祭 – 万物に宿る神々の仮装』
「仮面儀礼の多くは自然の脅威と対峙し、異界との交信のための清浄性と超自然的なものに触れるためにトランスした姿形を持っています。フレジェの写真によって引き出されている清らかさは日本人の精神性を表しています。」
– 矢橋徹(建築家)
[紹介]
フランス人写真家がとらえた日本の「YOKAI」たち
ヨーロッパ諸国の伝統的な祭りに登場する「獣人」をおさめた代表作『WILDER MANN』につづく、シャルル・フレジェの2作目の作品集。日本列島を架空の「YOKAI NO SHIMA」と名付け、秋田から沖縄の離島まで全国58カ所を取材。
田畑、山々、森林、海辺など、自然に宿る日本固有の仮面神や来訪神、鬼たち。写真家によって「祭り」の文脈から切り離された"YOKAI"たちの姿は、力強く、奇怪で、美しい。脈々と受け継がれてきた自然への畏怖と歓びが、鮮やかに溢れ出す。
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ナマハゲ(秋田県)・トシドン・(鹿児島県)・アマメハギ(石川県)・災払鬼(大分県)・裸カセドリ(宮城県)・カセ鳥(山形県)・水かぶり(宮城県)・早乙女(宮城県)・女春駒(新潟県)・黒鬼(福岡県)・ガラッパ(鹿児島県)・大太鼓の花からい(長崎県)・ボゼ(鹿児島県)・パーントゥ(沖縄県)他
寄稿:伊藤俊治、畑中章宏、関口涼子
[著者プロフィール]
シャルル・フレジェ (シャルルフレジェ) (著/文)
フランスのルーアンを拠点とする写真家。世界中のさまざまなコミュニティに属する個性的な人々のポートレイトを撮影し続けている。主な著書に『WILDER MANN 欧州の獣人 ― 仮装する原始の名残』(青幻舎)、『Portraits in Lace:Breton Women』等がある。
発行:青幻舎
B5変型判 256ページ
初版年月 2016/6/29